
FXで勝ち続ける為には、いくつか重要な事を学ばなくてはなりません。
ここでは取引のコスト(手数料)となる「スプレッド」について学びます。
「スプレッド」とは簡単に言うと「売り値」と「買い値」の差の事です。それでは、これらから分かりやすく解説していきます。
為替には売値と買値の2種類の値段がある
FXでは外貨を売り買いする場合、同じタイミングであっても、外貨を売る価格と買う価格が違います。
よくニュースなどで、1ドル100円10銭~13銭と表示される、10銭~13銭の値段の差の事です。この値段の差をスプレッドといいます。
同じタイミングで「売り」と「買い」の注文を出しても、買い値は100円10銭、売り値は100円13銭となる為、このスプレッドによって投資家は差額の3銭の損をします。
この値段の差の3銭がFX会社の手数料(収益源)となりますので、スプレッドが小さいFX会社を利用した方がコスト(手数料)は安くすみます。ドル円の場合でしたら、1銭以下の会社を選択するようにしましょう。
スプレッドは、積み重ねれば大きな支出となりますし、初心者にとってスプレッドが3銭の場合は、買って売る際に3銭以上の値上がりがないと損することになりますので注意が必要です。
スプレッドは要チェック!

今から10年ほど前は、このスプレッドが米ドル円で5銭以上取るFX会社がほとんどで、4銭の会社が出てきた時は、「すごい安い!」となったほどですが、ここ最近は業界内でのスプレッド競争が激化したこともあり、大手の場合、1銭以下のところがほとんどとなりました。利用者にとってはとてもありがたいことです。
前述の通り、スプレッドは積み重なれば大きなコストになります。
特に取引回数が多くなるスキャルピング手法と言われるような短期売買をする場合には、各FX会社のスプレッドをしっかりとチェックして下さい。
下記の例からスプレッドの重要性を見てみます。
| 条件 | A社「スプレッド0.5銭」 | B社「スプレッド1.0銭」 |
| ・1日の取引回数10回 ・1回に10万通貨の取引を30日した場合 |
0.005×10回×10万通貨=1日の手数料5千円 ⇒5千円×30日=手数料15万円 |
0.01×10回×10万通貨=1日の手数料1万円 ⇒1万円×30日=手数料30万円 |
どうでしょうか?この例からもわかるように、FXで利益を出す為にはスプレッドは非常に重要な要素となります。
以下に国内大手FX会社のスプレッドの比較表を掲載していますので、是非ご活用下さい。



